先日、松江でKNERC巡業セミナーに参加させていただきました。
若いスタッフ向けの研修会というお話ではありましたが、まぁ、私まだ未熟者ですので・・・
(^_^;)
講師の小野先生とは以前、大阪で何度か研修会でお会いしていました。
何だか懐かしかったのです。
お元気そうでした。
手の使い方や、セラピスト自身の感覚の練習、数種類のハンドリング。
受講生の方と一緒になって練習させていただきました。
私のペアになった方は、とっても素直な方で、練習がしやすかったのです。
(^^)
やはり、技術は大事だなぁと思いつつ。
むかし、大阪でのボバースコンセプト上級講習会の懇親会で、古澤正道先生にお酒を注ぎながら色々お話を聞かせていただいた事を思い出しました。
「コンセプトや臨床推論が大切なのは解ります。しかし、それを実現する為には技術が大切なのでは無いですか?」
とお聴きしたら・・・
「そうです」
とお返事を頂いていた記憶があります。
まぁ、お酒の席ですけれど。
結局、現在思っているのは、
臨床推論というのは、神経生理学的な知識と解剖学的な知識を元に、対象となられる方の動作がなぜそのようになっているのか、どの様にしたらもっと多様性のある動作になるのかということをある程度の論理性を持って組み立てる思考の作業だと思うのですね。もちろん、思考とは言え、確認するために触れたり操作したりもしながらするのではあります。
そして、神経生理学的な側面や解剖学的な側面から組み立てられた推論をセラピーに用いるための技術とは、神経生理学的なものと解剖学的なものを結びつける様な技術であるはずなのです。
それにはやはり習熟が必用であって、文章や動画を見て上手くなるかといったらそんなものでも無いですよね。
もし見ただけで上手くなるのであれば、バイクのレースを見たら、みんなめちゃくちゃライディングが上手くなるはずですし、テレビでオリンピックの床競技を見たら、みんなバク転とか出来ちゃうことになるわけです。
現実にはあり得ないですよね。
練習は必用なのです。
というわけで、今回のセミナーはとっても面白かったのです。
若い新人向けというお話ではありましたが、私、小野先生から見たら新人の様なものだろうと思いますので。
学ぶことも多かったのです。
(^^)
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