今日おいでになられたご利用者さん。同年代の脳梗塞の方です。
アプローチ中に、急に、「永島さん、病院でも同じようなことをされていたんですか?」って訊ねて来られました。
ええ。同じようにしてきましたよ。そう答えると、はじめっからこんなふうにしてもらっていたら、もっと今は良くなってたと思いますっていっておられました。まぁ、時間を戻して比べてみるわけにはならないので、それはわかりませんよとお答えしました。
別の人ですが、病院に勤めていた時、担当していた患者さん。
今も、「セラピースペースながしま」をご利用されています。
彼も、私が病院を辞めた時に、似たようなことをおっしゃってました。
「永島先生は、いつか辞められると思ってました。一人だけ、やっていることが違うんです。」って仰ってました。
また、今ご利用中の頭部外傷の人の親御さんも、私のリハビリの時に、目を丸くして、「今までのリハビリとは違いますね。」って。お聞きしたら、今までは平行棒でひたすら歩いたりしゃべったりしていたと。手足に直接触れて何かをしている姿はほとんど見なかったと。
極め付けは、私より先に辞めたOTの人が、ふと病院で私と会った時に、「永島先生、まだ辞めておられなかったんですか?」と。私が指導をしたセラピストだったのですけれど。
どうやら、私は病院を辞めるべくして辞めた人間だったようですね。
( ^∀^)
まぁ、最近思うのは、私は医療保険制度に弾かれたのだろうとは思うのです。
ただ、それはネガティブに言っているわけではありません。
様々なことを経験して、考えた結果です。
医療保険制度が、常にどのような方面から考えても正しいというものではないのだということは、間違いありません。
だって、常に正しいものなどないわけですから。特に医療の世界では。
医療の世界ではちょっと前までは正しと言われていたことが今日は違うなんていくらでも例を見つけることができますからね。
ですから、例えば今の医療制度で構築されている脳卒中のリハビリテーションのエビデンスやあり方が常に正しいなんていうことは出来ないのです。
同時に私の考えが正しいとも言えないのですけれど。
ただ、患者さんは困っておられるわけで、最も正しいと思われることをしたいですよね。解剖学的にも脳生理学的にも。
今の医療保険情勢では、そう言った考えを持つと弾かれちゃいます。
そういえば、ミセスボバースも当時の医療の常識に随分叩かれていたと聞きます。
ま、私は、そんな偉い人と比較するほどの人間でもありませんけれど。
私は、私が間違っていると思うことをできないだけです。
そんな性格だから、病院をやめたんでしょうね。
私の周りの人は、私が辞めることをそれを私より確実に予測されていたわけです。
なんだか面白いですね。
医療保険体制から飛び出して、今は自由です。
対象者さんが喜ばれたらそれで良い世界に私は生息しています。
収入は随分減りましたけれど。
私はそれで満足です。
あ、昔勤めていた病院にも、私と共に学ぼうとする人たちもおられました。
今、頑張っておられるものと思います。
がんばれ!
後輩たち!!
がんばれ!
俺!
あ、対象者さんたちは、少しでも頑張らずに楽に動けますように!
٩( ᐛ )و
私にとってバイクは自由の象徴です。
(๑>◡<๑)
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