石破さんが、大変そうですね。
総裁選で勝たれたとき、本当に良い笑顔でした。
それは、無邪気と言っても良いほどの笑顔に見えました。
それが、菅さんに握手をされ、岸田さんに今までの政治を継承するように言われ、その日のうちに笑顔は作り笑いの顔に。
そして、先日の衆院選では、怒りとも失望とも苛立ちとも思える表情に。この間わずか1ヶ月です。
諸行無常、ですね。
石破さんにしてみたらなりたくてなりたくて仕方の無かった自民党の総裁。何度も何度もチャレンジして、やっと自民党総裁に手が届いたと思ったら衆院選でこの様なのです。
かわいそうになってきますね。
元々、総裁選では岸田派が「高市では衆院選に勝てない。石破に入れろ」と組織票を石破さんに流したわけです。
菅さんにしても、派閥の票を使ったわけですね。
国民は、政治と金の話で自民党に愛想を尽かしたといった風潮の報道が目立ちますが、実際にはお金(裏金)の問題が出るずいぶん前からコロナ対策、増税、岸田さんの海外に対するお金のばらまき、川口市のクルド人問題への対応、能登半島などの震災に対する対応などなどで自民党に対する批判は起きていたわけです。一番最近のものが裏金問題であったと言うだけで、それまでの間、自民党は国民に政治不信を植え付け続けていたという風に見えるのですね。
その国民の反感のために岸田さんは総理を止めざるを得なくなったわけです。
そういった岸田政治に対する反感や不信感のために、解散をすることになったのですが、次の総理に「(私の)政治方針を継承するように」といって、継承させようとしたら、国民は不信感が持続しちゃうのは自明ですよね。
そもそも、石破さんは国民に人気があるとされていたようですが、それがそうだとすると、それは、自民党にいながら自民党を批判するという自由な発言が国民の人気につながっていた可能性が高いわけで、それを岸田さんと菅さんの派閥が、石破さんの自由な発言を抑えて自分の思い通りに使おうとすれば、石破さんの人気なんて無くなってしまうのも解りきったことに見えます。
岸田さんがそんなことをしてたら衆院選なんて自民党が負けるに決まっているのだろうと思うのですね。
問題は岸田さんがそれを読んでいたか否かなのです。
解っていなかったとすれば、国民のことなど何も解っていなかったと言うことになりますので、政治家として向いていないのでは無いかと言うことになります。国民がついて行かないですし、大きく政治的判断を誤ったことにもなりますからね。岸田さんこそなにかしらの責任を取るべきだろうと思うのですけれど。
そして、解っていたとすると、さらに罪深いかも。
自民党政権を終わらせたかったのでは無いかというお話につながっちゃいそうですからね。
今は、ロシアのウクライナ問題もありますが、中国の台湾有事の危険性もあり、特に台湾有事の際は、中国は尖閣諸島を中国のものであるとおっしゃっているので、必ず尖閣諸島を含めた戦略をとるものと思います。すると、自衛隊は防衛のために尖閣諸島を守ることになるわけですが、そのときは沖縄を初め、日本全国が戦渦に巻き込まれる可能性が高いと思うのです。
この時期に政治を不安定にすることは、中国へ利益を与えようとする行為とみられても仕方の無い時期なのでは無いのかと感じてしまうわけですね。
岸田さんって、中国寄りの政治家でしたっけか?
知らないけれど、そう見えちゃうところもあるような気がします。
政治を不安定にして、そのどさくさに紛れて尖閣諸島を中国に渡して中国からキックバックでももらおうとしてるんじゃ無いかと思っちゃったりします。あ、勝手な想像ですよ。
(^_^;)
そうだとすれば、日本の国土を守るという視点から見れば、岸田さんはやっぱり日本の政治の世界にいていてはいけない人物だと言うことになるのでは無いかと思うのですね。
まぁ、この二つのパターンでは、岸田さんはやっぱり日本を守る政治家としてみると適切では無いと言うことになるように想うのです。
こういったことをつらつら考えるに今回の選挙の結果は、石破さんの力不足と言うより、自民党の体質が悪かったと言うことでは無いかと思ってしまうわけですね。
まぁ、石破さんがかわいそうだという風には思いますが、私も自民党に入れていないのですけれど。
(^_^;)
シナク~Correlation Is Not A Cause(相関関係は根拠では無い)という言葉があります。裏金問題と今回の自民党の得票数は相関関係にはあるのだと思います。だけど、自民党の得票数が減った根拠(原因)が裏金問題にあると考えるのは物事を単純化しすぎなのでは無いかと思うわけです。裏金問題と自民党の得票数の減少という相関関係をつくった根拠となる原因は別にあると考える方が自然だと思ったのです。
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