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執筆者の写真Nagashima Kazuhiro

赤ちゃんを科学する



Netflixのドキュメンタリーで「赤ちゃんを科学する」という作品があります。

赤ちゃんというのが、本当に白紙状態で生まれてくるのか?

そんなことは在るはずが無いのです。

地球上の環境に適応するための最低限のコンポーネントを学習するためのいくつかの要素は必ず備えているはずです。

例えば、それは重力に関わることであったり、コミュニケーションに関わることであったり、何か危険を予測するためのものであったり、移動に関わることであったり。

様々な事を学ぶための基本的ないくつかの要素が無ければ、地球上で適応できるはずがありません。

遺伝的に備えているもの。母親の胎内で学習してくること。それらが生まれた後の学習を支えているのだと思います。

「赤ちゃんを科学する」というドキュメンタリーは、赤ちゃんの持つ能力や情報処理について、科学者が色々なことを考え、科学的な実験がどの様にあるのかを考え、実験をして考察をしていく、そんな流れで、赤ちゃんの持つものをできるだけ科学的に理解しようとしている様子を捉えた作品だと思います。

その中で、赤ちゃんの能力を考えて行くことができる、とても良いドキュメンタリーの作品だと思うのです。


私たちリハビリテーションに関わる人達にとっては、それは、人というものが何を持ってどの様な行動を起こすことで、何が学べるのかと言った事を科学的に推測するための沢山の情報を含んでいる様に思います。それは、赤ちゃんに対応する際にのみでは無く、脳損傷の後に失われた情報処理について科学的な推測を成立させ、アプローチをどの様にすべきかと言った指標を考える上でとても有用な情報を得ることができる様に感じます。


作品は、パート1とパート2に分かれていて、それぞれ6作品ずつ。一本が50分前後となっています。

内容は、

パート1

「愛情とスキンシップ」

「食事と栄養」

「はいはいの科学」

「はじめての言葉」

「睡眠」

「最初の一歩」

パート2

「赤ちゃんの知恵」

「動作」

「感覚」

「他者との関わり」

「遺伝と環境」

「幼児期」

となっています。

面白そうですよね。

実際、面白いのです。


この作品であかちゃんの能力、遺伝的なものや後学的なものなどがどの様に発達していくのかなどの情報も大切な情報ではあります。

同時に、科学者がどの様に物事を捉えて、それを科学的に捉えるために、どのような事を考えて実験をデザインし、それを解釈しているのかと言った事は、私たちが科学的に物事を理解しようとする時に、とても大切な何かを私たちに教えてくれている様に感じるのです。


この作品を何時でも視聴することができるためにだけ、Netflixに加入しているのも在りなのでは無いかと思うぐらい、良い作品だと思います。


赤ちゃんも可愛いし。

(*^_^*)




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