先日、少し遠方のPTの方が訪ねてこられました。
病院でおこなわれている医療保険下でのリハビリテーションと,保険外リハビリテーションの違い、保険外(自費)リハビリがどのようにおこなわれているのかと言ったことに興味があったようです。
で、医療保険下のリハビリテーションを国がどのようにしていきたいのかを、現在までの保険点数の推移などから予想される形などのことを含めて、色々お話しをさせていただきました。
また、ちょうど、ボバースコンセプトの成人基礎コース、上級コースを2回出られておられるとのことで、神経生理学と解剖学、治療としてのリハビリテーションのあり方や、その他諸々のこともお話をしておりました。
楽しい時間でした。
で、ついでに、以前から正常人で身体正中軸をつくるというのを少ししてみたかったんですね。
で、ちょっとだけご協力いただいて・・・
お話をしながらテニスボールを足で数分転がしていただいて、足底から背部の軟部組織を緩めていただき、足底の軟部組織の緩さが立ち上がりの際に強いフィードバックを起こすように準備しておいてから、立ち上がりながら脊柱の分節的な伸展活動を促す動きを1〜2度。
ちょっとしたことですが、それなりにバランスが良くなりますね。やっぱり。
自費リハビリをしていて思うのです。足部の状態が悪い人が結構おられます。
足部の感覚は大切ですので、急性期から回復期と言った経過の中で、きちんとケアが出来ていると良いなぁって。
ただ、リハビリで立ち上がったり歩いたりと言うことだけでは無くて、それぞれの感覚入力器の状態を診ておいていただくと、きっといいと思うんですよね。
特に足部は腫れたりしやすいですし、片麻痺特有の感覚や下肢のシェマの乏しさからきちんと荷重出来ずに足部の軟部組織は硬くなっている方がほとんどなのです。
テレビを観ているときに、テニスボールをゴロゴロとか、ボールをタオルで包んで転がりにくくして足を乗せておくだけでも足部の軟部組織は重心移動に伴って変化しますし、自主練習として取り入れても良いような気がします。
今後、セラピーや自主練習の選択肢にに取り入れてみたいと思います!
ありがとうございました!(^o^)