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執筆者の写真Nagashima Kazuhiro

釣り針に餌をつける

ご利用中の片麻痺のお父さん。

子供さんが、友達のご家族に釣りに連れて行ってもらったそうです。

それがとっても楽しかったらしく、今度はお父さんと釣りに行きたいと言っておられたと聞きました。

お父さんの左手は麻痺が残っていて、釣り針を対立つまみでつまむことはできても、釣り針をしっかり摘みながら餌をつけるために右手と協調して向きを変えたり餌に針を押し込んだりといったことまでの機能はまだ獲得できていません。

餌をつけるための手の機能というのは結構高度な機能です。


子供さんと釣りに出かけるというイベントは、親にとっても子供にとってもきっと大切です。

しかも、そう言った時期はきっと限られているのかもしれないとも思います。

一生懸命つまんだりつまんだものを操作したりできるための指の分離を促す練習をさせていただきました。

だけど、流石に針に餌をつける動きは1〜2回のアプローチでは難しかった…


ちょっと大きなものであれば、つまんで動かすことはできるぐらいにはなられたので、折衷案として、まず、両手を使ってクリップのようなもので針を挟む。そして、クリップを左手で持つことで、針を操作できるようにして両手で餌をつける。そう言った手順ならできるのではないかというアイディアをお伝えしていました。


先日、子供と釣りに行ってこられたそうです。

餌をつけるのも、時間がかかったけれどできましたと嬉しそうにその時に使ったクリップを持ってこられて。


子供との思い出づくりをお手伝いできて、私もとても嬉しかったです。

ありがとうございます。

m(_ _)m



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